OracleからKingbaseES(KES)への移行において、最も危険でありながら見落とされがちな問題の一つが、クエリオプティマイザによる外部結合の扱いの違いです。Oracleでは特定の外部結合パターンが正しい結果を保証するために保持されますが、KESのオプティマイザはそれらを内部結合として扱い、除去してしまう可能性があります。これにより、エラーもなく行が失われ、データ破損が発生します。本記事では具体例を示し、クエリプランを分析することでこのようなケースを検出する方法を説明します。データベース移行、特にOracleから国産データベースへの移行に携わるチームにとって、この種のセマンティックミスマッチを理解することは極めて重要です。推奨されるアプローチは、機能テストだけでなく、行数比較とプラン分析による移行結果の検証です。
OracleからKingbaseESへの移行時に、外部結合除去が原因でデータが静かに失われる問題とその検出方法を解説。